屋根 カバー工法の耐用年数は?
カバー工法は屋根修理の中でもスタンダードな屋根リフォームの工法になっています。
カバー工法は既存の屋根材に新しい屋根を被せる工事になります。
既存の屋根材に解体費用やごみ代が発生しないのが特徴です。
葺き替え工事よりも費用を抑えて施工ができるため屋根リフォームの工法の中で人気になってきた理由の1つです。
リフォームの工法には、カバー工法の他に葺き替え、塗装の3つのパターンがあります。
実際のところ、「自分に合っている工事はどれなのか?」と疑問に思うことがありますよね。
この記事では、他の工法と比較しながらカバー工法の耐用年数について解説します。
各工事の耐用年数を比較することで今のあなたにあった工法が見つかります。
あなたにあった工法を知ることで、屋根の耐用年数を最大限に延ばすことができ、トータスコストも抑えることができます。
それでは、一緒にカバー工法の耐用年数について見ていきましょう。
屋根 カバー工法の耐用年数は屋根材によって決まる。
カバー工法の耐用年数は、使用する屋根材と屋根の下地によって変わります。
カバー工法で使われる屋根材は大きく3つです。
・ガルバリウム鋼板・・・耐用年数は25年以上
・スレート・・・耐用年数は10年以上
・アスファルトシングル・・・耐用年数は10年以上
表に費用と耐久年数についてまとめてみました。
同じカバー工法でも使う屋根材によって、耐久性が変わります。
「30年以上今の家に住み続けたい」という方にガルバリウム鋼板をおすすめしています。
ガルバリウム鋼板の中でも様々な種類があります。
トラストホームでおすすめしているガルバリウム鋼板は「穴あき」に関する製品保証が25年付いているものです。
- 「穴あき」に関する製品保証が25年付いている屋根材の一覧
- ・アイジー工業のスーパーガルテクト
・月星商事のMSタフワイド
・ニチハの横暖ルーフS
ガルバリウム鋼板は他の屋根材よりも屋根材毎の1枚が大きいので、他の屋根材と比べると雨水が入ってくる隙間が少ないのも特徴です。
なので、ガルバリウム鋼板は「穴あき」に気をつけていれば、雨漏りを避けることができます。
あなたはどっち?屋根カバー工法と屋根塗装を比較
この章では、屋根塗装とカバー工法を比較しながら「あなたに合った工事はどちらなのか」を解説します。
1 つの判断ポイントは、築年数が15年以上か未満かです。
築年数が15年以上の場合はカバー工法、築年数が15年未満の場合は屋根塗装です。
※正確な判断は、屋根の状態を確認する必要があります。
「なんで築年数が15年なの?」と思う方もいらっしゃいますね。
それは、屋根塗装は屋根にある程度の強度が必要になるからです。
スレート葺き屋根の場合、15年ほどでひび割れや欠損、塗膜の剥がれが起こり始めます。
屋根塗装は、屋根の劣化を防ぐ工事なので、修繕よりもメンテナンスに近い工事になります。
屋根塗装は、お化粧みたいなものです。
下地の状態が悪いと塗料の乗りも悪くなり、「せっかく高い費用を払ったのに意味がなかった」ということもあります。
逆にひび割れや欠損がなく、屋根の状態が良い場合は、屋根塗装をおすすめします。
屋根塗装をすると耐久性が高まり、美観性が高まることで5年〜10年ほど修繕時期を先送りにできます。
簡単なチャックシートを用意したので、是非使ってみてください!
屋根カバー工法と葺き替えの耐用年数は同じ
屋根の寿命(耐用年数)は、使用する屋根材と屋根の下地によって決まります。
「カバー工法と葺き替え工事の違いは何?」という方もいますよね。
「屋根が劣化しているからうちはカバー工法でしようかな?」と思っている方は要注意です…
残念ながら、カバー工法はどんな屋根の状態でもできる万能な工事ではありません。
雨漏りをしている場合は、カバー工法を行なってはいけません。
雨漏りしていると屋根の下地も痛んでいます。下地が痛んだまま新しい屋根を被せてしまうと釘が刺さらずに風で屋根が飛ばされることもあります。
カバー工法を行なって失敗する理由について解説している記事がありますので気になる方はご覧ください。こちらからご覧いただけます!
屋根 カバー工法 耐用年数のまとめ
いかがでしたでしたか?
今回は屋根カバー工法の耐用年数について解説しました。
今回、解説したポイントは次の通りになります。
- 今回の解説したポイント
- ・屋根 カバー工法の耐用年数は使用する屋根材と屋根の下地によって決まる
・屋根全体にひび割れや欠損がある場合は、屋根塗装はおすすめできない
・雨漏りしている場合は、カバー工法ではなく葺き替え工事
・「30年以上今の家に住み続けたい」という方にガルバリウム鋼板がおすすめ