屋根カバー工法で失敗を避けるための3つのポイント
屋根から雨漏りしているからカバー工法しようかなと思っている方もいるかと思います。
結論、屋根から雨漏りしている場合カバー工法はおすすめできません。
「屋根のカバー工法ってどんな状態でもできる万能な工事だと思ってる方」
「どの記事でもカバー工法をおすすめしているけど嘘なの?」
このように思っている方や疑問に思った方には読んでいただきたい内容になっています。
確かに屋根のカバー工法は工期も短く費用も安く済むので最近人気になっている屋根工事の1つです。
その分あまり屋根の知識ない業者が何も考えずにお客様に提案している場合も少なくありません。
屋根のリフォームを失敗しない秘訣は、屋根の状態に合わせた工事をすることです。
屋根のカバー工法は屋根の状態によっては工事をしても無駄になってしまいます。
せっかく工事をしたのに無駄になってしまうのは避けたいですよね。
この記事では、屋根カバー工法の失敗例を踏まえた、失敗を避けるポイントについてご紹介します。
是非、最後までご覧ください。
目次
屋根カバー工法の失敗例について解説
屋根カバー工法は新しい屋根材を新しく設置することができる工事で費用と工事期間を抑えることができる工事です。
しかし、他の屋根工事では起きないようなトラブルや失敗が起きたという話を聞いたことがあるのも事実です。
屋根カバー工法の失敗してしまったパターンを知ることで事前に失敗を防ぐことができます。
カバー工法の失敗の3つのパターンをご紹介します。
下地が傷んでいるのに施工してしまった
カバー工法は既存の屋根材に新しい防水シートと屋根材を葺く工事です。
屋根の構造は屋根材→防水シート→野地板の順番で取付られています。
雨漏りをしている屋根の場合は野地板が傷んでいるのでカバー工法が出来ません。
カバー工法が出来ない理由は野地板が傷んでしまっていると上から被せる新しい屋根材が固定が出来ないまたは不十分な状態になってしまうからです。
野地板が傷んでいる場合は葺き替え工事を行わないといけません。
野地板が傷んでいるのにカバー工法を行なってしまうと最悪の場合、すぐに屋根材が剥げれてしまいます。
修理業者が屋根の知識がなく屋根下地の確認が不十分だった場合や費用を安く済ませるために葺き替えが必要とわかっていながらカバー工法を進めてくる悪徳業者もいます。
屋根の下地に不安がある方や雨漏りしている方は十分に注意しましょう!
耐震に不安があるのに施工してしまった場合
屋根のカバー工法は既存の屋根に新しい屋根材を重ねるため、屋根の重量が重くなります。
屋根の重量が重ければ重いほど耐震性が低下してしまいます。
しかし、耐震性に問題が生じるほど重くなるわけではないので必要以上に心配する必要はありません。
古い住宅で耐震性に心配がある方はカバー工法が採用できない場合もありますので修理業者にご相談してみましょう。
既に1度カバー工法を行っている場合
カバー工法を行なった屋根に雨漏りなどのトラブルが発生した場合は葺き替え工事を行いましょう。
カバー工法を1度行なっている屋根にさらにカバー工法を行うことは出来ません。
【まとめ】屋根カバー工法の失敗を避けるポイントとは?
屋根のカバー工法で失敗しない秘訣は、屋根の状態に合わせた工事をすることです。
チェックポイントは以下の通りです。
・下地の状態を確認する
・耐震性は大丈夫かどうか
・1度カバー工法を行なっていないかどうか