屋根の種類は4つのみ!ゼロからわかる屋根材の種類
新築を建てる時、リフォームするときにお住まいの雰囲気を決めるのが屋根ですよね!
「実は屋根の種類についてはあまりわからない」
「いまさらだけど屋根のことについて聞ける人がいない」
「リフォームをしたいんだけどうちの屋根はどれなの?」
などなど、いまさら聞くに聞けないよという方もいらっしゃると思います。
そんな方に向けて今回は「屋根の種類」「材質」「特徴」について何も屋根についての知識がない人でも安心して読めるような内容になっています!
屋根の種類ですが、瓦、スレート(コロニアル)、ガルバリウム鋼板、瓦棒の4種類にわけられます!
実は細かくいうと、もっとたくさんの種類がありますが一般的にだいたいのお住まいはこの中に該当するお宅がほとんどないです。
まだ、屋根のことがよくわからないよという方はまずは主流な4種類の屋根について知っていきましょう!
瓦
瓦は日本古来から伝わる屋根材です。
全体の約51%を占めている、シェアナンバーワンの屋根材です。
しかし、初期費用やメンテナンス費用が高額であり、耐震性にも劣るため、和瓦のシェアは低下傾向です。
和瓦の他、「日本瓦」「陶器瓦」とも呼ばれます。
瓦は耐久性には優れているのですが、近年で心配されているのは耐震性です!地震が多いので頭が重いとその分家にも影響が大きいんです。1㎡の重さが約60㎏もあるんで、100㎡(平均的な30坪)でなんと約6000㎏!!!軽自動車が約八台分も屋根に乗っていることになります!例えで自動車で表しましたが、恐ろしいですよね。。。
2019年9月に千葉県をはじめ、神奈川県の横浜でも大きな被害を出した台風15号ですが千葉県は瓦屋根が多く大きな被害が出ていました。
最近では耐震性を高める工事として瓦から軽量な屋根材に変更する場合は国や県からの助成金が出る場合も多くなってきています。
スレート(コロニアル)
スレートは近年の新築で最も使われている屋根材です!
スレートは本来コロニアルという名前なんですが、商品名でスレート瓦というものがあって、流通量がとても多いので、商品名が一般名詞化しています!
メリットは施工業者が多い、軽量なため耐震性に優れている、カラーバリエーションが豊富などが挙げられます!
デメリットとしては、スレートの上からスレートの重ねてのカバー工法ができないのでリフォーム向きではないです!他に定期的なメンテナンスが必要、一昔前のスレートにはアスベストが入っていて頑丈だったんですが、近年ではアスベストが使用禁止になったので今のスレートは強度が下がってしまい割れやすくもなってしまっています!
1㎡の重さが約20㎏で100㎡で約2000㎏あり、軽自動車が約三台分乗っていることになります!
スレート、コロニアルは現在、新築や屋根の修理でよく使われます!
コロニアルについて詳しくまとめた記事もありますので合わせてご覧ください^_^
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は「溶融55%アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板」と定められています。ガルバリウム鋼板の他、「ガルバ屋根」「(軽量)金属屋根」「成型ガルバリウム鋼板」とも呼ばれています。
「金属屋根」はアルミや銅、ステンレス、ガルバリウム鋼板なども含まれますが、現在では金属屋根はガルバリウム鋼板のことを示します。
屋根瓦の形に加工されたガルバリウム鋼板を「成型ガルバリウム鋼板」と呼びます。
ガルバリウム鋼板は既存のスレート屋根に重ねて葺くリフォーム(カバー工法)が認知され、爆発的に普及しました。
屋根のリフォームをする際に、最もお勧めしている屋根材です。
メリットは先ほども言いましたが、既存のスレート屋根に重ねて葺くことができるんです。軽量なので地震にも安心、その上耐久性にも実績があり、頻繁なメンテナンスも不要なんです!
デメリットは他の施工に比べると少し高くなってしまうくらいです!
1㎡の重さが約5~6㎏あり、100㎡で約600㎏あり、軽自動車が約0.7台分しかないんですよ!!
耐震性で心配な方は、屋根材でガルバリウムも検討してみて下さい!
瓦棒
瓦棒とは板金(トタン、ガルバリウム鋼板、ステンレス鋼板など)で施工される板金屋根の一つです。急な勾配を必要とせず(※2寸以下は瓦棒、縦葺きになる)、様々な形の屋根に対応するため、あらゆる所で活躍する屋根です。
しかし、最近の一般住宅では使われることが少なくなってきました。
まとめ
・屋根の種類は大きく分けて4種類(瓦、瓦棒、スレート,ガルバリウム)
・瓦は古来からの屋根材だが、近年は減少傾向
・スレートは現在、最も主流の屋根材
・ガルバリウムは金属屋根の一種で軽量で耐震性に優れている
お住まいの現状をしっかり知ることは後悔しないリフォームを行う上で大切なポイントの1つです。
リフォームの際には、価格だけではなく、性能や特徴も知っておくことが大切です。
屋根材について相談したい、気になる方は、お気軽にご一報を~!!
ありがとうございました^_^