コロニアルの寿命とメンテナンス時期について
この記事では、コロニアルの寿命とメンテナンス時期、費用について解説します。
まず、結論からコロニアル屋根の寿命は約20〜25年です。
コロニアル屋根のメンテナンスは10〜15年に塗装、25年ほどでカバー工法や葺き替え工事を行います。
コロニアルとスレート、カラーベストの違いがわからない。
うちの屋根は、コロニアルで合ってるのかな?
コロニアル、カラーベストは屋根材の名称です。
スレートと呼ばれる屋根の1つがコロニアルです!
商品名が異なるだけで同じ屋根と考えて問題ありません。
※この記事では、コロニアルで統一して解説しています。
近年では、戸建ての7割以上にコロニアル屋根が使用されています。
トラストホームに屋根リフォームを依頼されるお客様の8割以上がコロニアルのお客様です。
・メンテナンスはいつ頃にしたらいいのか?
・築10年経ってきたからそろそろメンテナンスかな?
・築20年経ったけど屋根は大丈夫かな?
トラストホームにご依頼いただいたお客様もこのような悩みや不安を抱えていました。
この記事では、コロニアルの「寿命」、メンテナンスの「時期」「費用」「方法」 について詳しく解説します。
コロニアルの屋根リフォームで不安や悩みがある方へ少しでも役に立てたら嬉しいです。
是非、最後までご覧ください!
目次
コロニアルの寿命は約20〜25年です。
コロニアルの寿命は約20〜25年になります。
代表的な屋根材との寿命の違いについて下の表にまとめましたのでご覧ください。
コロニアル屋根が新築で採用されている理由は「費用」「軽量」「デザイン性」です。
コロニアル屋根の費用は、瓦屋根やガルバリウム鋼板に比べるとリーズナブルです。
具体的な費用は、コロニアル屋根は1㎡あたり約4,500円に対し瓦屋根やガルバリウム鋼板は1㎡あたり約7,500円〜9,000円ほどです。
また、コロニアル屋根の重さは、瓦屋根の約3分の1ほどになります。
屋根の重さはお住まいの耐震性に影響するので、最近では瓦屋根からガルバリウム鋼板に葺き替える方も増えています。
最後にコロニアル屋根はカラーバリエーションが豊富な屋根材です。
おしゃれなデザインが多く、和風・洋風問わずに採用することができます。
コロニアルの寿命を延ばす最適なメンテナンス時期とは
先ほどの表で解説した通り、コロニアル屋根の最適なメンテナンス時期は約 10年毎です。
コロニアルの寿命を延ばす最適なメンテナンス方法は次の通りです。
- コロニアル屋根の寿命を延ばす最適なメンテナンス方法
- 築10年で1回目の屋根塗装
築20年で2回目の屋根塗装
築25〜30年でカバー工法か葺き替え工事
注意点は、カバー工法と塗装では、工事を行う職人さんが違います。
専門業者に依頼するメリットは、工務店やハウスメーカーに比べて費用が安く済むことです。
専門業者に依頼したいという方は、工事によって依頼する専門店が変わるので注意しましょう。
ただし、コロニアル屋根は、5年〜7年でコケやひび割れが起こる場合があります。
劣化箇所を発見した際には、早めに点検・メンテナンスを実施しましょう。
放置すると寿命が縮める?コロニアルの劣化について
コロニアルに限らず屋根は、お住まいの中で1番劣化が起きやすい箇所です。
日々の紫外線や雨風によって劣化しますが、台風や突風によって物が飛んできて屋根が割れてしまうこともあります。
この章では、コロニアルの劣化について実際の点検写真と一緒に詳しく解説します。
コロニアルの劣化症状を知ることで、より適切な時期にメンテナンスをすることが可能になります。
コロニアル屋根の色褪せについて
コロニアル屋根は、塗装して製造されています。
紫外線や雨風などの天候の影響で劣化します。
再度、塗装すれば美観性も高まり、撥水効果も向上します。
コロニアル屋根のカビやコケについて
コロニアル屋根の表面が緑色や黄色っぽく変色がみられる場合は、カビやコケが発生しています。
カビやコケはお住まいの印象を悪くするだけでなく、防水性を保っている塗膜が剥がれているサイン です。
屋根材が水を吸収しやすくなりますので、コロニアル屋根の寿命を縮めることに繋がります。
築年数によっては塗装ではなく、カバー工法や葺き替えをおすすめする場合が多いです。
雨漏りを引き起こす?コロニアル屋根のひび割れについて
屋根の構造上、ひび割れがあってもすぐに雨漏りすることはありません。
しかし、長期間放置すると雨漏りの原因になりますので早めにメンテナンスするようにしましょう。
ひび割れがあったらすぐに雨漏りしそうだけど、何ですぐに雨漏りしないの?
屋根材の下に防水シートが張ってあるため、すぐには雨漏りを起こしません。
しかし、防水シートが切れてしまうと雨漏りするので、ひび割れの長期間の放置はNGです!
ひび割れしてる箇所が少ない場合は、以下のようにシーリングで部分的に補修することもできます。
ご自身で補修を考えている方は、必ず変成シリコンを使用してください!
ホームセンターには、シリコンタイプと変成シリコンタイプのシーリング材が売っています。
シリコンタイプを使用してしますと塗装をする際に塗料がのらなくなってしまいますので注意するようにしましょう!
棟板金の浮きや釘抜けについて
棟板金の浮きや釘抜けは、10年ほどで起こってくるコロニアル屋根の劣化の1つです。
屋根塗装を2年前に行ったのに棟板金については何も言われなかったという方が後を絶ちません。
棟板金の釘抜けや浮きは、台風などの強風の影響もありますが、原因の多くは棟板金の下地の劣化です。
屋根塗装を行う際は、棟板金も一緒に補修を行える業者を選ぶようにしましょう。
棟板金を交換する際には、樹脂製の下地とパッキンビスの使用をおすすめします!
棟板金の浮きについては、こちらの記事で詳しく解説しているので気になる方は、ぜひご覧ください。
棟板金交換工事の施工事例はこちらから
【まとめ】コロニアルの寿命とメンテナンス時期について
いかがでしたか?本日、解説したポイントは次のようになります。
- コロニアル屋根の寿命は約20〜25年です。
- 約10年に1回の頻度でメンテナンスをするとベスト
- 工事内容によって専門業者が異なる
- 屋根塗装を行う際には、棟板金の劣化状況もチェック
家の全体を守る屋根のリフォームは安心して工事を行わなくてはなりません。
屋根のリフォームする際には「この先に何年住み続ける建物なのか?」「予算はどのくらいで抑えたいのか?」をあらかじめ決めておくとよりスムーズに適切な工事方法や商品をご紹介することができます。
トラストホームでは、お見積り、ご相談には費用がかかりませんのでお気軽にご相談ください!
もちろん、相見積のご依頼も承っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
家仲間コムゼヒトモ内でのプロフィール: 株式会社トラストホーム, ゼヒトモの屋根の修理・工事サービス, 仕事をお願いしたい依頼者と様々な「プロ」をつなぐサービス