工事費用について
2021.12.24
2022.04.10

【悪徳業者への不安を解消】棟瓦の修理方法と費用を解説

【悪徳業者への不安を解消】棟瓦の修理方法と費用を解説

最近では、耐震性を考え軽量な屋根が選ばれたり、瓦屋根を葺き替える人が多いですが

耐久性やデザイン性の高さから「瓦屋根を活かしたい」という方もいらっしゃいますよね。

瓦屋根はスレートやガルバリウムなどの屋根材に比べて、耐久性が高いため、劣化症状が気づきにくいと言われてます。

一般的にスレートやガルバリウムなどの屋根材は10~20年ほどで修理や補修を行います。

瓦は吸水性が低いため塗装する必要もなく、しっかりとメンテナンスを行うことで50年ほどは使用できる屋根材です。

しかし、飛び込み業者に「瓦がずれている」「棟がゆがんでいる」と指摘を受けると不安に感じすぐに補修しないと雨漏りしてしまうと思う方もいらっしゃるかと思います。

普段から目にしない屋根だからこそ、不安に感じてしまいますよね。

「不安に感じてすぐに補修しないと」と思った方は「お住まいのことを何も考えてない悪徳業者の狙い」かもしれません。

「どのタイミングでメンテナンスを行えばいいの?」「瓦の修理・補修はどんな工事なの?」と思う方は安心して下さい。

この記事では、棟瓦の適切なメンテナンスの時期、修理・補修方法、費用相場についてご紹介します。

正しいメンテナンス方法と相場費用をしっかりと把握し、お住まいのメンテナンス計画を一緒に立てていきましょう。

悪徳業者が指摘する箇所は棟瓦が多い

棟瓦とは瓦屋根の天辺にある瓦のことを指します。

棟瓦はただの飾りではありません。屋根の天辺からの雨漏りを防ぐ役割があります。

棟瓦は悪徳業者も指摘することが多い箇所になっています。

理由は屋根の天辺は風や雨の影響を非常に受けやすく、経年劣化や破損してしまうことが多い箇所だからです。

棟瓦の破損や劣化症状はさまざまなものがあるので、症状によって修理・補修方法も変わります。

一般的な家の棟瓦の修理費用は約25万円~約75万円です。

棟瓦の修理には積み直し工事、漆喰塗り直しの2種類がありますが棟瓦の劣化状況によりどちらの工事にするかは異なります。

棟瓦の積み直しと塗り直しについて詳しく説明していきます。

漆喰のヒビ割れや欠けの修理費用と原因

漆喰のひび割れや欠けの原因は経年劣化です。

瓦自体は耐久性が高いため、メンテナンスはあまり必要としないですが

棟瓦に使われている漆喰はメンテナンスが必要になります。

漆喰のひび割れ、欠けの症状が軽い時におすすめする工事は漆喰の塗り直しです。

漆喰の塗り直しは新しく漆喰を塗り直す工事です。

漆喰は10年から15年ごろから劣化が始まります。

工事の目安は、ひび割れが目立ち始める築15年~20年ごろになります。

一般的なお家の塗り直しの総額費用は25万円~50万円ほどです。※足場代含む

これ以上の金額で提示してくる修理業者には注意しましょう!

【悪徳業者に騙されない】チェックポイント

悪質な修理業者に騙されないためには、「相見積もりをしてもいいですか?」と修理業者に聞いてみて下さい。

正当な金額を提示している修理業者なら「大丈夫ですよ!」と答えてくるはずです。

棟瓦の歪みやズレの修理費用と

棟瓦の歪みやズレの起こる原因は、2つあります。

1つ目は、劣化が進行した場合になります。

築年数が20年ほど経つと棟瓦を固定している銅線が少しずつ緩み、棟瓦がずれやすくなります。

台風や地震などの自然災害の場合

2つ目は、台風や地震などの自然災害の影響によるものです。

自然災害によって棟瓦が歪んだり、ズレてしまった場合は火災保険を使って修理することが可能です。

火災保険を使ったお住まいの修理については別に詳しく解説している記事がありますので気になる方は是非、ご覧ください。

  • 火災保険について詳しく解説してる記事はこちらから

棟瓦の歪みやズレにおすすめする工事は積み直し工事です。

積み直し工事は屋根の棟部分を解体し、新しく漆喰で土台を作り、瓦を積み直す工事になります。

工事の目安は、築年数が20年~25年ごろになります。

しかし、築年数が25年未満の場合でも、台風や地震が起きた後には修理業者に点検をしてもらい、棟瓦の状態を確認してもらうようにしましょう!

一般的なお住まいの積み直しの総額費用は40万円〜80万円ほどになります。

台風や地震で棟瓦が被災してしまった場合

台風などの自然災害によって、棟瓦が被害を受けてしまうこともあると思います。

被害を受けてしまった場合は、まずは応急処置を行いましょう。

ご自身で屋根に登るのは危険ですので私たちトラストホームにお任せください!

トラストホームでは応急処置から火災保険の申請サポート、復旧工事まで行っています。

雨漏りが発生する前に、ブルーシート被せるなどの応急処置と補修を行いましょう!

棟瓦の修理方法と費用のまとめ

  • 棟瓦は悪徳業者が指摘することが多い箇所
  • 棟瓦のメンテナンス時期は築15年ごろから
  • 棟瓦の工事は漆喰の塗り直しと積み直しの2つ
  • 漆喰の塗り直しの総額工事費用は25万円~50万円
  • 積み直しの総額工事費用は40万~80万円
  • 台風や地震で棟瓦が被災した場合は火災保険で修理が可能

今回は棟瓦の修理方法と費用についてお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。

最近では、悪徳業者とのトラブルが多くなってきています。

もし「瓦がずれている」「棟がゆがんでいる」と指摘されたことがある方は、信頼できる修理業者に点検依頼することをおすすめします。

外壁塗装の優良会社紹介ヌリカエ