雨樋交換
2022.01.25
2022.04.10

雨樋から水が溢れる ! 原因の詰まりを解消する方法とは?

雨樋から水が溢れる ! 原因の詰まりを解消する方法とは?

この記事は下記のような悩みを解決します。
・雨の日に雨樋を見ると水が溢れている。
・雨樋から水が溢れてポタポタと音がうるさい!

結論、雨樋から水が溢れてしまうほんとんどの原因は、砂や落ち葉による雨樋の詰りです。

雨樋の詰りってどう直したらいいのか修理にどれくらいの費用がかかるのか分からず不安に思っていないでしょうか。自分で雨樋の詰まりを解消する方法や詰まりを防ぐ方法も気になる方も多いでしょう。

そこで今回は雨樋から水が溢れてしまう原因の3つの事例と修理費用やポイント、詰まりを防ぐメンテナンス方法や雨樋の清掃方法を解説します。

おまけに意外と重要な雨樋の役割、詰まりを放置するとどうなってしまうのかも解説しますので気になる方はチェックしてみましょう。

この記事を参考に雨樋から水が溢れてしまっている方は早めに修理するようにしてください。

【費用相場を解説】雨樋から水が溢れる原因は詰り、割れ、歪みの3つ

雨樋から水が溢れる原因は詰り、割れ、歪みの3つです。

原因がわかっていてもどのくらいの費用が必要なのか分からず不安な方が多いのではないでしょうか。

まずは、一般的な雨樋の修理費用を確認しておきましょう。

・雨樋清掃・・・3,000円から8,000円/箇所

・ひび割れ補修/部分交換・・・1万円から3万円

・雨樋全体の交換・・・15万円から60万円

・足場・・・6万円から25万円

雨樋は屋根についているため修理や交換を安全に行うために足場を組む必要があります。

例外で1階や梯子で対応できる場合は足場を組む必要はありません。

雨樋修理の足場について詳しく解説している記事がありますので気になる方はこちら

雨樋から水が溢れる一番多い原因は「詰まり」です。

雨樋から水が溢れてしまう一番最初に挙げられるのは、雨樋の詰まりです。

なので雨樋から水が溢れてしまっている場合は、「詰まり」を疑いましょう。

お住まいの周囲に大きな公園や大きな樹木や森がある場合は「落ち葉」が「詰まり」の原因になっています。

特に季節の変わり目の秋から冬にかけては落ち葉が多くなるので「雨樋の詰まり」が多くなる時期です。

12月〜2月は特に雨樋の「詰まり」に注意しましょう!

チェックポイント

雨樋から水が溢れてしまう場合はまずは「落ち葉などによる詰まり」を疑いましょう!

おまけ
雨樋の詰まりを防ぐには「落ち葉よけネット」がおすすめ
雨樋の詰まりを防ぐアイテムでおすすめしたいのは「落ち葉よけネット」です。
「落ち葉よけネット」では砂やちりなどの小さなモノは防ぐことができない、落ち葉が網目から入り込んだ場合は雨樋が詰まりやくすなるデメリットがあります。
定期的な清掃がめんどくさい、近くに大きな木があるから落ち葉が溜まりやすいといったお家の方にはおすすめできる便利アイテムです。
メリット、デメリットをしっかりと把握して設置の検討しましょう。

出典:https://sumai.panasonic.jp/amatoi/kanren/lineup/ochiba.html

「落ち葉などの詰まり」が原因の修理方法は雨樋清掃

悪徳業者の中には、「落ち葉などの詰まり」で雨樋の全体交換をおすすめしようとしてきます。

落ち葉などの詰まりが原因で水が溢れてしまう場合は「雨樋清掃」で十分改善されます。

「雨樋清掃」の費用は3,000円から8,000円/箇所です。

ご自身で雨樋清掃を行いたい方必見!! 必要な道具を公開
・梯子や脚立
・トング
・ほうきやブラシ
・手袋
・ホース
・ワイヤー(竪樋が詰まっている場合)
雨樋清掃の手順と注意事項
【注意事項】
必ず2名で作業を行いましょう。
2階の作業の場合はご自身で行わずに業者に依頼しましょう。
屋根の勾配がキツい場合は作業を控えましょう。
滑りにくい靴で作業しましょう。
※ワークマンなどで売っている「建さん」や「ハイパーV」がおすすめ

【作業手順】
1.ハシゴや脚立を設置
まずは雨樋清掃の箇所にハシゴや脚立をかけましょう。
必ず2名で作業を行い1人は梯子を押さえてもらうようにしましょう。

2.軒樋の清掃
ブラシやホウキ、トングを使い軒樋の落ち葉や泥を取り除きます。
雨樋は集水器に向かって水が流れるような構造になっています。
そのため集水器付近に落ち葉や泥が溜まっている場合が多いです。
集水器の中に落ち葉や泥が溜まっているのでトングを使って取り除きます。

3.ホースで水を流す
ホースを使い、軒樋に水を流します。
ちりや小さな砂は水と一緒に流しても大丈夫です!
水が流れることが確認できたら清掃完了です。

雨樋に詰まりがない場合は割れや歪みが原因です。

雨樋から水が溢れてしまう原因として詰まり以外にも割れや歪みがあります。

多くのお住まいの雨樋は塩化ビニル樹脂(塩ビ)が使用されています。

塩ビ製の雨樋は10年から15年で劣化してきます。交換の目安は20年から25年です。

割れや歪みの場合の修理方法は部分補修か全体の交換の2つです。

費用相場は下記になります。

・ひび割れ補修/部分交換・・・1万円から3万円

・雨樋全体の交換・・・15万円から60万円

・足場・・・6万円から25万円

雨樋の部分補修ができる条件とは?
シーリング(コーキング)で割れを修理するなどの部品を交換しない場合は部分的な修理が可能です。
しかし、20年前の雨樋ですと、割れている部分、歪んでいる部分の部分補修ができない可能性があります。
雨樋はさまざまな部品で構成されていますため現在、販売されている雨樋と合わないことが多々あります。

雨樋は塩ビ製以外も素材があります。雨樋の素材について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

雨樋の割れやゆがみの原因は経年劣化と突発的な事故の2つです。

経年劣化とは、紫外線や太陽の熱、気温差によって雨樋が変形したり、ひび割れや歪みが生じることです。

また、雨樋に詰まっているゴミや落ち葉を放置していると蓄積したゴミによって雨樋が傾き、歪みが出ることもあります。

雨樋が突発的な事故で歪みやひび割れでできた場合は火災保険が使えます。

突発的な事故とは自然災害やモノが飛んできて雨樋が破損した場合のことを言います。

このような場合で雨樋が歪んだり、割れてしまった場合は火災保険を使って修理することができます。

火災保険を使って雨樋を修理できた事例についてご紹介します。

・台風などの強い風によって雨樋が外れてしまった(金具が壊れてしまった)

・台風で集水器と竪樋が離れてしまった

・積雪によって雨樋が変形してしまった、金具が曲がってしまった

・モノが飛んできて雨樋が割れてしまった

火災保険は雨樋以外にも屋根や外壁、フローリングなどにも使うことができます。

火災保険を使ったリフォームについては下記の記事で詳しく解説しているので興味がある方はご覧ください。

気づいたら雨樋が壊れたんだけど火災保険使えるのかなと心配になった方もいらっしゃるかと思います。

そういった場合は修理する前に修理業者に1度相談してみましょう。

信頼できる修理業者の場合は火災保険が使えるかどうかまで現地調査の際に判断してもらえます。

修理が終わった後ですと火災保険の申請ができないことがあるので必ず修理前に火災保険が使えるかの確認を行ってください。

雨樋から水が溢れているのを放置すると家の劣化が早くなります。

雨樋の詰まりや割れ、歪みを放置すると家全体の劣化を早めることになります。

結論、お住まいの劣化させる原因は雨水や紫外線です。

また、神奈川県の年間降水日は約110日前後と1年間の約1/3も雨が降っている計算です。

雨樋は雨水からお住まいを守る大切な役割があります。

雨樋の役割を詳しく解説していきます。

雨樋は屋内への雨水の侵入を防いでいる

雨樋がない場合は雨水は外壁を伝って排水されます。

溢れた水が屋根裏に入り込み、天井や壁にシミが出来てしまうこともあります。

大量の水が侵入することはありませんが、少量の水が少しずつ侵入してくるため天井や壁にカビやシミが出来てはじめて気づかれる場合が多いです。

天井や壁にシミやカビが発生した場合は壁や天井に下地から交換になるため工事費用も高くなってしまいます。

外壁のヒビ割れや汚れを防いでいる

雨樋が詰まっていたり、割れてしまっている外壁を伝って雨水が排水されます。

いつも同じ場所から雨水が流れるため雨水が流れている箇所が変色したり、ビビ割れが発生してます。

ひび割れから雨水が侵入し雨漏りすることもあります。

騒音や水はねを防いでいる

雨樋から水が溢れてしている場合、下の屋根やカーポートに雨水が落ちてしまいます。

特に下の屋根が金属屋根の場合は、落ちる雨音は非常にうるさくなります。

また、お住まいが隣接している場合、水が跳ねることでお隣さんの外壁を汚してしまう場合もトラブルの1つです。

騒音や水はねはご近所トラブルにもなり得ますのでトラブルになる前に早めの対応が必要ですね。

雨樋から水が溢れる時の最適な修理方法と費用のまとめ

  • 雨樋から水が溢れる原因は詰まり、割れ、ゆがみの3つ
  • 雨樋から水が溢れるときは最初に落ち葉などによる詰まりを疑いましょう
  • 詰まりの場合は雨樋清掃しましょう 3,000〜8,000円/箇所
  • 割れや歪みの場合は火災保険が使える
  • 火災保険が使えるかの相談は必ず修理前に行う
  • ひび割れ補修/部分交換・・・1万円から3万円
  • 雨樋全体の交換・・・15万円から60万円
  • ご自身で雨樋清掃を行う場合は2人で作業、滑りにくい靴を用意
  • 雨樋は雨漏りやご近所トラブルを防ぐ役割がある

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